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第82話 「あんたのため」はもう結構。そこまで手を出すなら、切り落とすべき?

Author: 夕凪
last update Petsa ng paglalathala: 2026-07-12 18:26:10

第82話 「あんたのため」はもう結構。そこまで手を出すなら、切り落とすべき?

志織はその言葉を聞くと、すぐに目を見開いた。「なんの店の話?」

雅は彼女を横目で睨み、さらりと言った。「兄さんが私に、あんたと一般見識を持つなって。門を開けてやってくれって。だから、店を一つくれるって約束してくれたのよ」

彼女は志織の食い殺しそうな目つきに気づかないかのように続けた。「そうそう、兄さんが言うには、都心の国際ショッピングモールにあるあの店だって。まあ、兄さんがあれこれ言うから、しぶしぶ受け取ってあげるわ」

志織はその店の場所を聞いて、もはや冷静ではいられなかった。なぜなら、その店は……彼女が娘の嫁入り道具にしようと取っておいたものだったからだ。

ずっと名義変更をしていなかったのは……娘に話がまとまった時、婚約の際に名義変更しようと思っていたからだ。

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